自動車販売市場の動向

2022年6月の新車登録台数は前月比125.4%、中古車登録台数は前月比109.2%という結果になった。
5月よりも登録台数が増加するのは例年の傾向通りだが、中古車登録台数の増加率は例年と比較すると少し低い水準となった。
前年比を見てみると、新車登録台数は89.7%、中古車登録台数は93.6%という結果だった。
新車においては12ヶ月連続、中古車においては13ヶ月連続となるマイナス推移となっており、特に新車は10ヶ月連続で10ポイント以上の減少を記録している。
前年比の悪化が始まってから1年が経過してもなお、収束の気配はない。
半導体不足問題に解決の兆しが見えていないことが大きな要因だと考えられる。
またコロナによる影響で車の部品調達が困難になっている問題について、6月より自動車部品の製造が行われている上海のロックダウンが解除され、供給難の解消が見込まれていたが、未だ改善の兆しはないようである。
前年同月より新車・中古車登録台数が増加されるのはまだしばらく先になると予想される。

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